抽象

 抽象的な事が考えられなくなった。たった3年前には嫌と言うほど考え出しては自分を苦しませていたのに、まったくと言って良いほど出てこなくなってしまった。

 きっと、社会人になって論理的に動こうとする前に無意識に具体的にはどうしよう?という発想が間髪入れずに出てくるようになったんじゃないかな。なんて思う。今となってはその抽象的な発想が乏しく、前まで持っていたようなセンスや個性が消えてしまったような気がして惜しい気持ちである。下手な話ではあるが、理系に寄ってしまったような気分で、前までは理系の学校に通いながら文系の気分だった。ひどく陰鬱、影の映える世界だったが、それでも影になって見えなった部分を想像する事が出来ていた。今もそう明るくはなっていないけど、曇りの日のような明るさで影は少なくなってそういう遊びは減ってしまった。このような部分に個人的に抽象の元と言える想像性があったんじゃないかななんて思う。その影を取り戻すべく無意識に始めた読書も、前ほど理解力が無くなってしまって面白くなくなってしまった気分がする。

 考えれば考えるほど手の施しようが無いんじゃ・・・?と思って軽く絶望してしまうような気がして、今まで向き合う事はなかった。選択肢や対策のうちようのない事は怖い事のような気がして、それを受け入れるような器量も無くただ茫然としていた。

 決心をする事はあまり意味がないんだよ、という話を聞いてがっかりしたのかもしれない。変わりない生活に満足していたのかもしれない。与えられることに幸せを感じたのかもしれない。何をすればいいのかわからなくなったのかもしれない。目標を考えることを怖くなったのかもしれない。途端に明日が怖くなったのかもしれない。

 少しでも発想や視点を変えてみよう。尖っても丸くなっても良いから好きなように。

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レインメイカー

 昨日の夜勤は雨だった。ちょうど仮眠が終わってから、小ぶりな雨は降りだした。合羽着る必要のない程度の雨で、作業して火照った体を冷ますにはちょうどいい雨だった。夜勤の時は大体、鼻歌を歌いながら移動したりして気分を誤魔化している。

 今回の夜勤では、FoZZtoneレインメーカーを主に歌っているんだけど、これがまた良い曲で季節感はちょっと違うんだけど雨が降っている中歌うにはちょうど良い曲である。曲の季節は多分涼しくなってきた9月下旬と思われ、歌詞にもあるようにグレープフルーツのような爽やかな歌である。FoZZtoneの楽曲全般に言える事として、歌詞がすごい優しいんだよね。ブランケットのような温かさを感じて、楽曲自体にはああきっとこのメロディやリズムはFoZZtoneにしか作れないようなオリジナリティが出ている。


【歌詞つき】レインメーカー / FoZZtone[official] - YouTube

忘れないうちに

 なんとなくでブログを始めた訳ではなく、古い知り合いにも満たない人だが尊敬をしている人がブログを書いている事を知り始めた。だから、これといった目標はないのだけれども、最近時間が過ぎるのを早く感じる為記事でも書いて忘れないように、そうしようと思っている。誰かに見せたり主張したい訳でもないので、ゆっくり書いていくつもり。主に読書やゲーム、写真に旅行な感じになる。

 今年の梅雨は雨があまり降らないね、なんて梅雨生まれの梅雨好きの僕には耐えがたい事実。雨はなんといっても、音だと思う。シトシト降ったりトタンに当たったり跳ねたり、それと一緒に虫や蛙が鳴いたりするようなそんな田舎臭い感じが好きです。他にも匂いがある、焼けたアスファルトに落ちる雨の匂いや梅雨独特の停滞した湿った空気の匂いなど楽しめる点はいくつでもある。のに世間は梅雨に厳しいんだよなぁ・・・

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